続きです。
〈目次〉
とうとう長かった北海道生活も最終日。
ですが、この日の天気は小雨。とりあえず荷物を宿で預かってもらっておいて普通列車で大成駅へむかうことに
根室本線【帯広地区】撮影
大成-芽室
このエリアの撮影地を探していればほぼ確実にヒットするような超有名ポイントに来てみました。
それなりに本数のある駅から徒歩圏内でそこそこ有名なポイントが北海道の非電化区間に中々無い中本当に簡単に行けるのでありがたいものですね。
キハ261のはまなす編成がこの日1本目のお目当て
朝と深夜のとかちでしか使われない謎運用となっているのですが、深夜の帯広行は社葬もクソも無いので車窓を楽しむならこの1本限り。折角ならもうちょと良い運用で使ってほしかったというのが個人的な本音です。
順次撤退かと思いきや一斉に撤退となることが決定した帯広釧路エリアのキハ40。
3両編成の運用を撮りたい!ということでここまで来たのですが、結果的に完全なる葬式鉄となったようです。
こちらも次の改正で撤退が決定したキハ283
特急も普通も両方置き換えで消滅するという今まで自分の撮影してきた中では前代未聞…。キハ283に関してはこの北海道企画で特に集中的に撮っていたのですが考えとしては間違えていなかったらしい。
芽室駅
帯広までダイレクトにバスで向かったり大成駅に戻るだけでも良かったのですが、入場券回収がてら利用
特急停車駅で駅前には銀行・スーパーもあるそれなりに賑わった駅でした。
この駅でキハ283との行き違い待ちをしてから発車となります。
高速化の効果なのか元々なのかは分かりませんが、1線スルーの駅なので特に制限も受けずに爆速で通過。
これこそ『スーパーおおぞら』ですなぁ
広尾線訪問
愛国駅
帯広に戻ってからは、カーシェアで荷物を宿から回収しそのまま旧広尾線愛国駅へ
残念ながら撮影当時の社会情勢的に施設はほぼ完全に閉鎖状態
駅舎は一切立ち入ることが出来ないですし、SLは併設されている公園内から撮影する事となりました。
思いのほか近代的な駅でわりと驚きなのですが、周辺もそれなりに建物もあったので当時から相応に需要のある駅だったのでしょう。
そしてこの駅とペアとなる幸福駅へ
幸福駅
こちらもホームへの立ち入りが制限されていたので入れる場所からの撮影に
愛の国から幸福へというキャッチフレーズで人気になった路線ですが、例にもれず廃線。こんなに有名なのに??と思っていたのですが、愛国駅はまだ周辺に民家がある程度あるものの幸福駅周辺は本当に何もない。高速を走っていてもただただ農地を走るのみでしたので当然の流れとも言えますね…
ちなみにほぼ並走する帯広広尾道路。愛国ICは無いのですが、幸福ICという超めでたい名前のICはちゃんと存在しました。有料ならETCの履歴とかに幸福の2文字が残ることでしょう
そして流石北海道なだけあって帯広からそこそこの距離があったことにただただ驚き
帯広→11.0km→愛国→11km→幸福といった感じだったようです。
正直広尾自体が帯広から30kmだと思っていたばかりに、広尾道を走ってるときに『広尾80km』みたいな看板を見た時には流石に驚いた…。単なる盲腸路線でも80kmは当然あるのが北海道の面白いところなのかもしれませんね。
(時間があれば広尾にも寄ってみよーーーーとか本気で思ってました)
根室本線撮影@旧稲士別駅付近
丁度特急の時間も迫っていたので道中にちょっと寄り道して稲士別駅跡の近くの踏切へ
草が少し気になりはするものの非電化で全体的にすっきりした北海道らしい編成写真が撮れたのかなぁと
そしてこれが最後のスーパーおおぞらの写真となるとは…何だかんだで多少は残るだろうと思ったら完全消滅ですからねぇ…。今後キハ283は根室本線から完全撤退することが表明されていますが本当に全車解体でさよならバイバイなのか、はたまたどこかの石北線とかで転用されてたりするのかも含めて気になるところです。
撮影後は池田のワイン城でお土産購入。車なので飲めないのが大変惜しいですが、飲んで人生ごとBANされても困りますし我慢我慢。こういう時列車は飲み放題だから神なんだよなぁ…と公共交通機関の有難さも感じました。
駅数では近そうに見えるエリアをうろうろしていたのですが、実際は帯広から池田までも25kmくらいありましたし最後も北海道のデカさを知らされることになりました。
そして帯広に戻り特急で札幌に戻ります。
いよいよ次回が最終回って感じです。
続く