続きです。
〈目次〉
冬の山形新幹線撮影
2日目は山形県内で撮影して古川に出てくる計画。18きっぷで回っても良かったのですが、雪で新幹線のみ運転になる可能性などを考慮して追加料金で新幹線に乗れる小さな旅ホリデーパスを利用して回ることにしました。
板谷駅
普通列車が本当にわずかな本数しか運転していない奥羽本線板谷峠。庭坂まではそれなりにあるのですが、どうしてもこの区間は本数が少ない。とにかく少ない
しかし朝7時台と8時台は集中して2本列車の運転があるので7時台の列車に乗って途中1駅降りることが可能です。
ということで板谷駅で下車する事にしました。
山形新幹線開業前はこの駅でスイッチバック運転を行っていたことからその遺構がしっかり残る板谷駅。峠の中にあることから利用者はわずかでただひたすらに氷点下の中次の列車までぶらぶら
一応駅前には民家や商店がある様子でしたが、除雪がイマイチでどうやってここに辿り着くのかは謎。除雪されているルートがどこかに別途あるのでしょうか。
ただこの遺構の見学や通過列車の撮影なので案外あっという間に1時間が過ぎました。
新幹線では味わえない途中下車の旅となりました。
スイッチバック遺構という事で元々国鉄時代にはこの左側のシェルターに滑り込んでいたのですが、現在は本線上のホームに停車できるようになりました。和歌山線の北宇智駅などもそうなのですが、現代では車両性能が向上したので本線上に停車できるようになったのでしょう。
整備上でも所要時間面でも本線上をスルー出来る方が都合が良いのは事実ですからね。旅情だけといえばそうなんです…
板谷→かみのやま温泉
この列車で峠駅の短時間停車で力餅を購入しつつ米沢駅へ
米沢駅では30分ほどの乗り継ぎ時間で普通列車に乗り継ぎます。
間に山形新幹線が来るには来るのですが、目的のかみのやま温泉駅には停車しないので乗車出来ないんですよね。
この先の米沢-新庄は概ね毎時1本程度の運転があるので雪の中なら列車での撮影がベストと判断。今回は車に頼らず行こうと思います。つーかこんな雪の中ペーパードライバー関西人が雪道運転できるわけなかろう。
かみのやま温泉‐茂吉記念館前
駅の中間にある踏切まで長靴でどうにか雪道を徒歩移動。雪はしっかり積もっているのに太陽は出ているので正直暑い。氷点下近いのに体は汗だくというなんとも不思議な状態でした。
狙いは勿論とれいゆつばさ
3月で引退との事だったのでいい機会と捉え、前々から秘かに企画だけはあった雪国のミニ新幹線を狙いに来たというのが今回の目的なのです。遅延とか長期間運休のリスクがあまりにも大きいのでスケジュールも今回はかなり甘くしてあります。
そんな感じで第1の撮影を終えて次の新幹線で山形駅へ向かいます。
列車の時間がわりとギリギリだったので雪道を走るという某鯛焼きただ食い少女のような感じで駅に戻ってきました。うぐぅぅぅ
幸いにも数分遅れていたので余裕で間に合いました。
これに乗らないと左沢に行けなくなってしまうのでちょっと必死になりましたが間に合ってよかった。
この後左沢方面へ向かいます。
続く