鉄ヲタ業務日報

大阪を起点に色々出掛けたりしているサラリーマンの撮影記録です。毎週水曜日+αでの更新を目指します。

2024年春ダイヤ改正考察(阪和線・鈍行乗継)

毎年恒例となっている、時刻表発売とほぼ同時に実施している阪和線を中心としたダイヤのお話ですが、今年は18きっぷ関係に関しても大きな変更が複数あったので併せて触れていこうと思います。

 

ではまずは阪和線から順番に行きます。

 

〈目次〉

 

 

 

 

2024年春ダイヤ改正考察(阪和線18きっぷ関係)

阪和線きのくに線快速の変態?種別変更

今回の阪和線ダイヤ改正では時刻面や線内のダイヤ面で注目するポイントはあまりにも無かったのですが、朝のきのくに線直通に妙な列車が2つ誕生しておりました。

 

では順番に

 

(平日)

紀伊田辺5時30分発3326M

(紀伊田辺快速→和歌山‐普通天王寺)

 

紀伊田辺6時25分発3336M

(紀伊田辺快速→和歌山‐区間快速天王寺)

 

 

は?というのがこの時刻を初めて見た時の正直な感想。つまりは紀伊田辺から津久野まで所要時間さえ無視すれば乗り換えなしって事ですか?wというどう見ても運用の都合でたまたまくっ付いただけのトンデモ変態快速が出来上がってしまいました。

 

勿論こんなもの通し乗車なんて考慮されているわけがないので、ダイヤグラムに表すと下記の通りとなります。

 

それがこちらです。太線が例の列車2つです。そしてそれに付随する和歌山近郊の列車たち。

 

まずは3326M。

こちらは和歌山駅で海南発の直通快速にぶち抜かれます。つまりは、海南以北の方が阪和線方面の駅に行くには基本的には乗車する必要が無い列車という訳です。阪和線沿線の日根野以南の快速通過駅に目立って学校も無いので通学需要も恐らくないでしょう。というか7時台は流石に通学には早い…。

 

続いて3336M

こちらは区間快速に化けるので鳳以北は一応通過運転があるものの、終点和歌山で接続するのは紀州路B快速。通しで乗る理由は当然無いわけでして。

但しこちらは海南始発の普通列車が後からやって来るので、その乗継客を拾うことは出来そうです。

 

 

どちらにせよ運用の都合上現れた謎列車ですね。

 

後は土休日の夜に御坊行の紀州路快速が設定されたぐらい(これも運用の都合上くっ付いただけ)で大きな変更は恐らくなさそうでした。

 

 

 

 

個人的鈍行黄金ルートの終焉

実はここからは個人的に凄く勝手に18きっぷの黄金ルートとして設定していた乗継パターンが崩れてしまったという、わりかしどうでもいいお話。

 

その前に前提として、この黄金ルートとは鳳やその他始発新幹線に間に合うエリアの18きっぱーに恐らく愛されていたであろう快速列車。

 

それが大阪を上下とも6時ごろに出発する快速電車の長浜行と網干行。この2つは朝一番の本線系統の快速列車として、東西北各方面に良い接続を持ったまま移動できる乗継ルートです。きっと伝わる方には伝わるのでこの程度の説明にとどめておくとしてここからが本番です。

広島方面

まずは広島方面

上段が従来ダイヤ、下段が新ダイヤを指します。また参考までに大阪駅真の始発とはなるものの、乗車可能なユーザーがかなり限られる大阪5時発の普通列車の情報も添付いたします。

 

従来は三原までは5時発の普通列車でも先着出来たものの、その先の接続の都合上広島へは1時間後の快速でも同時刻での到着が可能でした。

 

ですが、新ダイヤでは岡山駅で6時発の接続ルートが無くなってしまったため、ズルズルと連絡できなくなり最終的に広島に1時間遅れでの到着に。

 

結果として特に広島方面を目指すには5時の列車に何としても乗りたい状況となりました。

 

この問題を解消するためには、諦めてジャンボフェリーで予め高松に着いておく、もしくは新倉敷→福山でこだまを使う事で巻き上げが可能なようなので、そちらを活用する事になります。

 

何にせよ流石に13時過ぎると日帰りは厳しいかなぁという感想です。

 

 

 

但し、これあくまで単なる鈍行ユーザーのしょうもないお小言でして、実際に岡山駅の時刻表を見てみるとこれは改善と捉える方が妥当とも言えます。

 

 

これが岡山駅の9時前後の時刻と運行間隔を示した図です。

 

これまで岡山倉敷という高頻度区間にもかかわらず30分以上列車が空くというあるまじき状態になっていました。

それが新ダイヤで発車時刻を調整する事で、23分に短縮。また金光までの運行間隔も少し綺麗になりましたので、地域輸送としてきちんとに調整されたダイヤだと考えられます。

 

 

 

 

 

福井方面(近江今津発福井行の終焉)

こちらは新幹線開業でダイヤが大幅に変わったので、分かってはいた話なのですが少し哀しい話。

 

従来始発快速を京都で降りると7時発の湖西線列車に乗り、近江今津で福井行普通列車が待っているというダイヤになっていました。

 

ある年からは敦賀で分断されはしたものの対面接続ですぐに発車するので着席戦争が増えたくらいで特に問題はありませんでした。

 

 

しかし新ダイヤではすっかり接続は消滅。跡形もなくなりました。普通にこちらもお世話になっていた思い出?の列車だけに個人的に哀しいなというただそれだけの話です。

 

それでも金沢到着は4分早くなってんだからすげぇよなおい。

 

 

単なる思い出の列車が無くなるよ~というお話でした。

 

 

ちなみに帰りの福井発が快速になったので、越美北線の18時台九頭竜湖発の列車が鈍行では使えなくなりましたというしょうもない気付きを報告しておきます。

 

後はこれを作って初めて気づいたのですが、113系117系淘汰で湖西線草津線のスジが立っております。湖西線は5分~8分程度、草津線でも2分程度速達化されております。

これまで如何に低性能電車がタラタラ走っていたのかがよく分かる改正だなというのが感想です。

 

 

 

 

 

結び

以上ただ単に勝手に自分の気になるダイヤだけを掻い摘んで書いただけでした。特に触れませんが、らくラクやまとは概ね想像通りの走りでしたね。また静岡地区では運転系統が大運転小運転に分けられて、正直休憩時間無くなるんですけど…?と書いておきます。ただ個人のタイミングで適当に休憩を取りやすくはなったのかもしれないですし一長一短ですね。

 

ちなみに大阪5時発にどうにか乗れるエリアに居住できているので、個人的にはまだ広島日帰りルートは維持出来ております。またやれたらやるかもしれません。

 

では個人的な勝手な考察というか感想文を終わります。

 

 

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